秋になって若竹は成長し、親竹も葉が青々とします
竹は天高く伸びる姿の神聖な植物とされてきていますが、神の依代として使われています
一例として地填祭の時、竹を四隅に立て、ノートしめを張り、お祓いをして浄めます
竹の文様として天皇の御袍に用いる「桐竹鳳凰文」また吉祥文様『松竹梅』が用いられます
また、五月人形では人気の国宝模写鎧兜に
奈良 春日大社所蔵『竹に虎雀』金物赤糸威大鎧飾りがございます
竹は天高く伸びる姿の神聖な植物とされてきていますが、神の依代として使われています
一例として地填祭の時、竹を四隅に立て、ノートしめを張り、お祓いをして浄めます
竹の文様として天皇の御袍に用いる「桐竹鳳凰文」また吉祥文様『松竹梅』が用いられます
また、五月人形では人気の国宝模写鎧兜に
奈良 春日大社所蔵『竹に虎雀』金物赤糸威大鎧飾りがございます
五月人形 戦国武将 伊達政宗公 黒漆五枚胴具足模写鎧兜と月
伊達家で、旗は日輪、兜の前立には半月と定め、太陽と月への祈りを感じます
五月人形 ・上杉神社蔵 山形県文化財 紫糸威具足模写兜
兜の前立には日月
月の満ち欠け
人々は天文に様々な思いをたくしてまいりました
月はおよそ一か月の間にだんだんと丸くなったり、欠けたりしてゆきます
それを毎月同じように繰り返します
それで一年中の農作業などに役立てたのです
秋の実りに祈りをささげる行事は江戸時代の頃から庶民に伝わり澄み渡る秋の夜空の月見は格別のものです
秋には特に満月はとっても綺麗に丸く見え、月を眺めて楽しむだけでなく、感謝をしてまいりました
重陽の節句またの名を「菊の節句」ともいわれるこの日、平安時代の貴族の間では
女性の美にまつわる習慣があり、前夜に菊の花を真綿で覆い、
露にしめったその真綿を肌にあてれば
若返り、寿命が千年延びるといわれていました
重陽の節句 【菊の被綿】
紫式部日記
『菊の露若ゆばかりに袖ふれて 花のあるじに千代はゆづらむ』
藤原道長の奥方から菊の花を真綿で覆ったものを贈られた紫式部は、ほんの袖先だけ触れさせていただき千年の寿命はあなたにお返しします