宝鏡寺の人形供養
京都今出川堀川にある尼寺で、俗に人形寺と呼ばれるのは、人形塚の前で盛大な人形供養の祭りがおこなわれることと、人形の名品が展示一般公開されるからです。
宝鏡寺は今から約六五〇年ばかり前の光厳天皇(1331年)の皇女華林恵厳禅尼の開山で臨済宗の門跡寺院として中世の京都で栄えた位の高い寺である。
歴代皇女方が出家入山されたことから『百々御所どどごしょ』とも呼ばれ、若い皇女を慰めるために、御所から立派な人形が贈られたという。
そうした由緒ある人形がこの寺にはたくさん残されていて、春三月と秋十月に一般公開される。
また人形塚は寺内に入った右側に作られており、故武者小路実篤の詩
「人形よ 誰がつくりしか 誰に愛されしか 知らねども 愛された事実こそ 汝が成仏の誠なれ」
がきざまれている。
この人形塚の前で、盛大な人形供養祭が行なわれる。
開催日 10月14日
時間 10:30~12:00
受付 人形供養祭にお納めの人形の受付は、当日10:00~10:30までとなっております。
破魔弓・羽子板、雛人形は2019年11月1日オープン予定です。
赤ちゃん授乳室完備