一番上の最上階が内裏雛といってお殿様とお姫様です。
関東一般で善く目にするふつうの飾り方は向かって左が男びなで右の方が女びなで飾っていますが、京都などは反対で飾っています。
ひな段が普及した江戸時代から明治時代まで、一般的に京都方式で並べられました。
向かって右が男びな、左が女びなで飾りました。
今のように向かって左が男びなで右の方が女びなという飾り方は大正から昭和の初めとされています。
天皇さまと皇后さまが並ばれたのと同じにしましょうと、東京の雛人形組合が統一したものです。
- 五人囃子 昔からある音楽を演奏する人たちです。
能の囃子方と同じ位置で、左から太鼓、大鼓おおかわ小鼓つづみ、笛、地謡の順となっています。
- 隋臣(右大臣・左大臣) 家や人を護るのが仕事なので弓・矢・を持っています。
- 仕丁(衛士えじ) いろいろなお仕事のお世話をしています。
- 桜橘 左近の桜・向かって右に桜の木、右近の立花・左に黄色の実のある木を飾ります。
京都御所の紫宸殿に準じて並べます。
- 御所車 天皇様の昔の乗り物
- お籠 貴族や大名やお姫様の乗り物で、平安時代からの貴族、大名の様子を表しています。