敬老の日 9月21日

お年寄りを敬い、長寿を祝う日です。

お年寄り私たちは生まれてすぐにお宮参り、お食い初め、七五三、成人式、長寿のお祝いと続いています。

9月21日には「敬老の日」を迎えます。

普段から「ありがたい」という気持ちは持っていてもなかなか思うようにはいきません。

お孫様、ひ孫様にと雛人形・五月人形を初節句にお祝いされますが、とても嬉しいそうなお顔なんです。

感謝の言葉をかけられればよいですねぇ~。

  • 還暦 61歳

干支が一回りして、生まれた干支にもどる。

  • 古希 70歳

70歳まで生きることは稀なことであると、杜甫が言ったことから

  • 喜寿 77歳

『喜』の草書体が七十七に見えます。

  • 傘寿 80歳

『傘』の略字八十になります。

  • 米寿 88歳

米という字を眼科医してみると『米』となります。

  • 卒寿 90歳

『卒』の旧字体「卆」が九十となります。

  • 白寿 99歳

『百』の字から『一』を抜くと九十九になります。

 

人形と歴史のまち岩槻 「岩槻人形博物館」ページを追加致しました。

雛人形・ひな祭りの歴史と由来が分かる

ひな祭りの理由 日本の伝統行事 巳の日祓い

撫でもの「天児・這子」が雛人形のルーツ。

 

撫物 天児・這子(婢子)

 

岩槻人形博物館所蔵品 犬筥

 人形のルーツを物語る信仰的な人形に「天児あまがつ・這子ほうこ」と呼ばれる人形があります。犬型の犬筥いぬばこと併せて産育や婚礼の場で重視される人形であるため、雛人形と一緒に紹介されることが多いものです。小さな犬筥はひな段にも添えられました。

 案山子かかしのような姿の天児と、ぬいぐるみの様の這子は、人の身代わりとして災厄を祓う形代かたしろが立体的に発展した人形と考えられています。安産のシンボルである犬を象った犬筥は、神社の狛犬を思わせるようなフォルムですが、頭は人間の子供のように描かれています。これらは妊婦や産婦、子供が災難から逃れ、健やかに過ごせるように寝室に置かれました。今ほど科学的医療が未発達だった時代に、子孫繁栄の祈りが込められた神秘的な造形が魅力です。

資料 岩槻人形博物館

九月九日 重陽の節句 菊の花に不老長寿の願いを込めて

江戸時代、幕府によって「五節句」の制度が定められました。

古代に大陸から伝来し、根付いていた節句の行事を公式の祝日として位置づけたものです。

 

七草がゆの人日の節句に、桃の節句、端午の節句、そして七夕。

これに重陽の節句を加えて五節句。

重陽の節句は陽数(奇数)の最大数である九が重なることからおめでたい日とされ五節句のなかでも特に大切にされてきました。

重陽の節句 菊の被綿きくのきせわた

「菊の節句」ともいわれるこの日には、平安時代の貴族のあいだでは、女性には特別な習慣があります。

重陽の節句の前夜の八日に、菊の花を高価な真綿で覆い、菊の露と上品な菊の香りを移します。

露に湿ったその真綿を肌にあてて清めると、若返り、寿命が千年延びると言われていたようです。

菊の旬の旧暦九月九日は2020年度は十月二十五日です。

重陽の節句 菊の被綿

秋の七草『葛』

八月もわずかになりました。

秋と実感がありませんが、少しづつ季節はうつり変わります。

秋の七草と言えば華やかさはないでしょうが、何となく静かさを感じるものです。

その七草の中で生命力のある葛にお花が咲いているではないですか。

 

秋の七草 葛の花

 

稲も黄金色にしっかり色づき実りの秋です。

 

稲穂 実りの秋

雛人形(おひなさま)ページを更新いたしました。

いつも小木人形ブログにお越しいただき有難うございます。

雛人形のページでは色々と検索にあ上がる事柄を織り込んだ充実した内容にさせて頂きました。

雛人形の歴史・由来などを通し、日本の伝統文化を深めて頂きたくご案内申し上げます。

雛を訪ねて400年

 

ひな祭りの源も色々な神事・行事、信仰があって合流したものです。

一つに『巳の日祓みのひのはらい』があります。

後に撫物の変形として天児あまがつ這子ほうこがあります。

 

雛遊ひいなあそび

大人を対象として、貴族間などに見られます。

 

立雛から座雛へ

雛の形は、立雛と座雛に分類されます。

 

座雛の江戸工芸美

座雛が技術的に完成の域に達したとみられるのは次郎左衛門雛でしょう。

 

雛に出された奢侈取締令

奢侈しゃし取締令は、士農工商という身分差別をつけて、商人を一番低い身分に置いたが、泰平の世が続くと、商人は財を貯え奉公人を多くかかえ、社会における隠れた支配力を持つようになってくる。

奢侈取締令が雛に適用されたのは最初は慶安2年2月(1649年)今から約3百年前のことである。

民間の美化的傾向を取り締まったものだが、徳川家からの注文品は例外としている。

つまり民間にかぎっている。

この時の対象は雛道具であった。人形にはまだそれほど高価で目に余るものはなかったようである。

雛人形(おひなさま)

岩槻人形博物館 『紫檀象牙細工蒔絵雛道具 江戸時代』を見に行こう!!

昔はどんなおひなさんを飾ったの?

岩槻人形博物館 

七段飾りの雛人形は明治時代には普通のお家では飾らなかった。

江戸時代にこういうおひなさまをかざったのは、お大名のお姫さまとかお金持ちの家だけだった。

昔はお人形さんよりお道具が多かった。

箪笥とか、茶箪笥とか、お裁縫の道具とかで、とても立派なものを作ったの、でもそういうものはお大名のお姫さまのお話。

 

岩槻人形博物館 『紫檀象牙細工蒔絵雛道具 江戸時代』

 

とても小さな雛道具は紫檀地に金銀の蒔絵。

蝶番や飾り金具は象牙細工、鳳凰と宝尽くしがほどこされたの最高級の雛道具。

11代将軍家斉のご息女所用という伝承のある名品。

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岩槻人形博物館 『天児と這子』を見に行こう!!

みそぎ、祓いの神事を源としたひな祭り

「巳の日祓い」

三月の巳の日に行なう祓いのことで、撫でもので体を浄めて、河原に出て祓いを行うことを言います。

紙を切って作ったものでひとの形をした人形ひとかた形代かたしろと呼ばれるものです。

後に撫でものの変形としてつくられたものが『天児と這子』があります。

お祓いってなに?なぜ昔はしたの?

昔は良いお医者さん、お薬はあっても少なく、生まれたばかりの赤ちゃんは病気にかかると亡くなってしまいます。

そこで、どこのお家でも赤ちゃんが生まれると、その赤ちゃんが病気にかからないように枕元に置いたり、寝ているお部屋に置いたの。

そのお人形が『天児あまがつと這子ほうこ』というこんな形をしているの。

天児の方は主として宮中で、

岩槻人形博物館 所蔵品 天児

這子は民間のお家で使われ、このお人形さんが赤ちゃんの病気と怪我という悪いことをかわってもっていってくれるものと考えていたの。

岩槻人形博物館 所蔵品 這子 

 

雛人形(ひな人形・おひなさま)、ひな祭り(雛祭り)の歴史と由来