ひな祭り、雛人形の由来と歴史 『 雛市』

 江戸で初めて開かれてた十軒店の雛市

雛市は享保(1716年)に開市されたものらしいといわれ、十間店(じっけんだな)は後に十軒店となった。

つまり、十間を限って出店が許され、場所は今の日本橋室町二丁目、三丁目にあたり、雛人形の集散地でした。人形のまち岩槻 小木人形 雛人形・ひな祭りの歴史と由来

安永(1772年)頃には雛市は十軒店の外に尾張町(現在の中央区銀座一丁目)にも設置されています。

寛政(1789年)頃からは、浅草茅町、池之端仲町、麹町、駒込などにも雛市が開かれています。

十軒店が大変賑わい、華やかをみせたのは、ここでは匂うばかりの片はずしや、文金高髷(まげ)が見られ、あだものがが目白押しだったところから、見るは法楽とばかり物見高い江戸っ子が寄って、箱の人形が生きた雛と見比べるといったところから推して、ここは歓楽的境地の傾向をおびていったようです。

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ひな祭り、雛人形の由来と歴史 『 雛売』

雛売

『乗物ほかい、雛の道具』と呼び歩く雛売

京都から江戸へやってきたひな祭り 『雛売』

雛市にはそれが開かれている特定の場所まで会に行かなければならないのが、雛売りは移動販売の便利さと、比較的生活水準の低い人たちが利用したといわれます。

しかし明和(1764年)安永(1772年)に見られた雛売りも寛政(1789年)の頃には姿を見なかったといいますから、雛市におされてしまったものと思われます。

二月中旬から『乗物ほかい、雛の道具』と呼んで、葛籠を両掛にして、売りに来たものです。

人形は、おやま人形で、たけが4.5寸(約12cm)から、8.9寸(約24cm)までといいますからそれほどおおきなものでなく、内裏雛、小人形、雛の道具などが見られます。

五人囃子は天明(1781年)頃になって登場します。

 

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雛祭り・雛人形の由来と歴史 No3

雛人形の頭作り

京都から江戸へやってきたひな祭り

京都で生まれた雛遊はあくまでも貴族生活の縮図でした。

京都の雛遊を江戸へもたらした一人に春日の局(かすがのつぼね)の名が見られます。

こうした雛遊が、そのまま民間に浸透していったという見方と、他方では民間で芽生えた信仰が地方色豊かに存在していて、そういう幸の神を祀るかたちは、必ず男女対の像があって、婚姻、安産、育児の祈願の対象となっているのが、ひな祭りに転化されたという見方があり、それぞれの根拠がありますが、ここでは割愛して、お話を進めます。

京都の雛遊が民間で芽をふいているのは江戸よりはやいのではないかといわれるのは、雛人形の工作舎が宝暦(1751年)まで江戸に少なく、京都が独占していることからです。

京都から江戸へ雛遊が移入され、民間でも三月三日に定期的に行うようになったのは、大体寛永の末期頃(1640年)といわれております。

そして雛遊からひな祭りという呼び方に変わったのは享保(1716年)以前と言われていますから、江戸に移入してからもかなりの間雛遊と呼ばれていたわけです。

江戸風俗の中で、特に取り上げたいのが雛売りと雛市です。

 

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雛祭り・雛人形の由来と歴史 No2

雛人形七段飾り

ひな祭りの風習が一般庶民に浸透されたのは、江戸時代中期以降

人形のまち岩槻 小木人形 雛人形雛遊(ひいなあそび)が教えるもの

上巳の祓とは別に雛遊という人形を持って遊ぶ児戯があります。

これを『ひいなあそび』とよんでいます。

これについて本居宣長は、ちいさく造ってあるので鳥のひなに例えて雛というと、言っておりますが、もともと京都が発祥地で、『ひいな』は京都の鉛とする方が自然のようです。

雛遊びが初めて史書に登場したのは、大人を対象としたもので、貴族の遊びに見られます。

これが子供の世界に広まったのは、かなり早いようです。

この雛遊びがひな祭りに発展していったとみる根拠は、ひな祭りの人形が、ひいなあそびのひいなが進化したものと見られることにあります。

また雛遊が単なる子供の『ままごと遊び』と違うところは、必ず男女対の人形を使っていることで、夫婦の純潔の道徳を心に植えつけ、雛道具は、婦女子の世帯の教訓、嫁入り道具を意識したものと言われています。

三月三日の上巳の祓と雛遊が結びついて、後のひな祭り

 

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雛祭り・雛人形の由来と歴史 No1

天児(あまがつ)

「天児」はT字形に組み白絹製の頭の部分をつけ、祓いに用いられる人形の一種。平安時代からある。

これに赤ちゃんの産着などの衣装を着せて゛けがれ゛のお祓いの形代(カタシロ)としました。

みそぎ、はらいの神事を源としたひな祭り

大きな河川も、その源を訪ねると、いくつもの小さな流れがあって、そのいくつもの流れが合流して、次第に形をなして遂には一つの大きな流れとなります。

歴史の流れも同じで、ひな祭りの源も、いろいろの神事、行事、信仰があって合流したものです。

ひとつに『巳の日の祓』がありました。

巳の日祓とは三月の巳の日に行なう祓いのことで、撫物(なでもの)でからだを浄めて、河原に出て祓いを行うことをいいます。

撫物(源氏物語、須磨の巻に登場)は、紙を切って作ったもので人のかたちをした、人形(ひとがた)、形代(かたしろ)とよばれるものです。

のちに撫物の変形としてつくられたものに、天児(あまかつ)、婢子(ほうこ)があります。

両方とも小児誕生の時につくられるもので、幼児を襲う穢れ(けがれ)や、災いを負わせるための形代で、男女の別なく、天児は主として宮中で、婢子は民間で使われていたようです。

これが後の立雛によく似ているところは、見落としできません。

こうして人形に穢れや災いを負わせ風習が、現在も行われています。

鳥取県の流しびなが有名ですが、人形のまち岩槻でも毎年行われています。人形のまち岩槻 流しびな

上巳の祓を三月のはじめの巳の日と決めて不祥をはらうことは、前にも述べましたが、これを三月三日という一定の期日に決めた最初は不明ですが、持統天皇の五年(691年)には上巳を三月三日としている文献があります。

つまり上巳の節句の始まりです。

 

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3月3日 人形の町岩槻 流しびな開催 

本日 お天気にも恵まれ、人形の町岩槻 流しびなが無事に終了いたしました。

ご来賓の方々をはじめ多くの参加者を頂きとっても楽しい流しびなでした。

『流しびな』は平安時代の年中行事『上巳の祓(じょうしのはらえ)が起源

上巳の祓

中国から伝わった行事。中国で、三月はじめの巳の日、川原でみそぎをして心身の穢れを祓った。しかし、次第に文化的な行事である曲水のの宴へと発展し、そちらの方が盛んになる。

日本に上巳の日行事が導入された当初も、曲水の宴が重視された。みそぎの儀式を行うようになったのは、摂関時代以後、中国からの知識を改めて輸入した結果らしい。『源氏物語』「須磨」巻で光源氏が形代(tかたしろ)の人形を船に乗せて海に流すが、これは中国にない風習で日本独自らしい。ひな祭りの起源。

--週刊朝日百科 源氏物語13 明石 の中から引用--



大切なお子さまの健やかな成長を祈念する素晴らしい人形のまち岩槻の年中行事です。

 

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私のお家の雛人形

二十四節気の『啓蟄』を迎え、虫たちも長い冬の間、土の中で、春を待っていたことでしょう。

我が家も『鷺草』の双葉が芽をふきだしてきました。

春分を迎えるまでには、『雛収め』をする方も多いと思います。

ところで、3月4日には初節句をお迎えのお客様から

『おかげさまでいいお人形で、いい初節句が出来ました。親子共々大切にしてしていきます。』

のコメントと共に愛らしい南葉お嬢さまのお写真を送っていただきました。

とっても可愛いいですね♪♪

雛人形はお嬢さまと一生をともに暮らす大切な宝物です。

毎年これからず~と、ひな祭りには

『今年も宜しくお願いいたします。おかげで元気に暮らせますよ。ありがとうございます。』とご挨拶をしながらお母さまと雛人形を飾ることでしょうね。

大事にしてくださるということです。嬉しくなりした。有難うございます。

南葉お嬢さまの健やかなご成長と幸せを心よりお祈り申し上げます。

 

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初節句おめでとうございます♪

初節句のお迎えの皆様にお祝いを申し上げます。

誠におめでとうございます。

今日、三月三日は楽しい『雛祭り』のの日です。

今年も初節句のお迎えの多くのお客様が人形のまち岩槻においでいただきありがとうございました。

また、小木人形にまで、ちょっと離れておりますが、はるばるお越しをいただいたお客様には重ねて御礼を申し上げます。

皆様の多くは週末ということもありまして、本日お祝いをされてる方が多いことと思います。

ところで旧暦の三月三日『上巳の節句』とは、桃の花が咲く季節にあたることから『桃の節句』と申します。

三月三日にお雛祭りをするのは、お祓いの行事との関わりあることから『菱餅』をお供えしたり、神の依代である『左近の桜』と邪気をはらう『右近の橘』をおひなさまとともに飾ります。

今日はご家族の皆様と雛祭りを楽しんでください。

お子さまの健やかな成長と幸せを心よりお祈り申し上げます。

『お子さま行事の料理』ではひな祭りの料理をご紹介してございますので、ご利用ください。



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ひな祭りの料理を更新いたしました♪ 

2月3日は節分

節分とは『季節の分かれ目』の意味を言います。

旧暦では『節分』は大晦日で『立春』の前日のことをさし、立春で一年が始まりと考えられています。

皆様も『鬼は外、福は内』と唱えながら炒った豆をまきながら、邪気をはらいます。

おうちでは毎年、年中行事になっています。

家族総出で節分に豆まきをし、福を呼び入れ雛人形を飾っていま~す♪

今年もお子さまの行事の料理では『ひな祭りの料理』を更新いたしました。

 
金丸知奈先生のコメントに
『元気が出るメニューとしてカラフルなスペイン料理をアレンジしてみました。
お子さまから大人まで楽しめるメニューとなっています。』

ママの手作りの料理でひな祭りをご家族で楽しんでいただきたいです。

雛人形を見に行こう!! 七段飾りのおひなさま

こんな豪華な雛人形きっとひな祭りが楽しみになります。

初節句のお迎えの皆様へ

雛人形を飾る時期は、二月に入る前よりご自宅にお届けできますが、

色々とご家庭の風習がある場合がありますので、ご両家でご相談の上、飾って下さい。

一般には初節句は盛大に祝いますので、届いてすぐに飾られてもかまいません。

雛人形 焼桐七段飾りセット 段飾りもこんな飾り方も人気商品です!!

七段飾りのおひなさまを豪華な飾り方は如何でしょうか?

  • 飾り段、屏風は焼桐仕様
  • 京八番親王六寸十三人揃
  • サイズ・・・・間口120cm×奥行160cm×高さ166cm

春の大地の躍動感が溢れるひな壇にママのお好きにコーディネートされた屏風。

存分に上質な雛人形を楽しんでいただきたいセットです。

 

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