京十番親王 緋毛氈飾りNo1014R
桃の節句のおひなさまは、もともとは皇族の婚礼の様子を表しています。
【商品番号】京十番親王 緋毛氈飾り |
桐竹鳳凰
鳳凰は泰平の世のみに姿を現すという瑞鳥の一つです。
古代中国では鳳凰は、麒麟、亀、龍と共に四霊のひとつとされています。
『梧桐にあらざれば栖まず、竹実にあらざれば食わず』
鳳凰は桐の木に棲み竹の実を食べて死ぬまで去らなかったという王者を祝福する瑞鳥嘉木の文様。
徳の高い君子が帝位につくと姿を現し、天下泰平の治世には雌雄が一緒に飛んで鳴くといわれます。
『鳳凰』は『桐』や『竹』も取り合わされることもあって、皇族中心に用いられました。
内裏様の衣装は男雛は束帯、女雛は十二単の衣装
男雛
最上の正装の『束帯』で袍の腰の部分を石帯で束ねていることが名前の由来です。
冠を被り、後ろには長い裾を引きます。
足には襪を履き、帖紙を懐に入れ、手には笏を持ち、公卿と殿上人は石帯に魚帯を提げます。
女雛
『唐衣裳』 一般的に『十二単』と言われ、貴族の女性の礼装。
唐衣・表着・打衣・五ツ衣・単衣・長袴・裳の構成になっています。
襟、袖口、裾は重ねた衣が見えることから、その色の組み合わせで「襲色目」と言います。
手には檜扇を持ちます。
金の屏風に映える格調高い雛人形です。
『内裏雛』は男雛と女雛の両方のことでしたが、今では『内裏雛』は男雛、『お雛様』は女雛と使い分けて使われるのが多いようです。
嬉しいひな祭り ♪の歌詞を見て見ますと、
明かりを 点けましょ 雪洞に お花を あげましょ 桃の花 五人囃子の 笛 太鼓 今日は 楽しい 雛祭り
お内裏様と お雛様 二人 並んで すまし顔 お嫁に いらした ねい様に よく似た 官女の 白い顔